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『果てのステッラ』
遠い遠い未来――進歩を続けた人類の文明は、世界を終末に導いた。
環境破壊により激減した人類は、限られた資源を奪い合いながら、滅びへとひた走る。
その世界の片隅――研究機関『ステッラ』では、死人を利用した「人類の再生」が試みられていた。
終わりかけの世界の上で、それでもと足掻き、壊れていく人々を描いた掌編・短編アンソロジー。
※
作中には過度に残酷な表現や性的表現、倫理的・道徳的に適切でない内容が含まれることがあります。
あくまで作品としての表現であり、そうした思想・言動を推奨・助長させる意図はございません。
この物語はフィクションです。現実から離れてお楽しみください。
※18歳未満の方、猟奇的な表現への耐性が低い方の閲覧は固く禁じます。
忘却 / ぎんのゆびわ
『ステッラ』のとある社員の一日。彼には記憶がない。
議事録 / 検体909の処遇について
「――先日保護した検体909についての報告を」
忘却 / くろいあめ
倒壊したとある都市で、彼は『ステッラ』に拾われた。
忘却 / しろいへや
そこはかりそめの楽園。最果ての国。